「もうどこも通らんやろ」
そう思ってた頃、最後に辿り着いたのがアローやった。
借入件数はすでに5社目。
プロミス、アイフル、レイク、じぶん銀行カードローン。
合計は270万円超え。
クレジットカードも限度額いっぱい。
なのに、アローだけが俺を受け入れてくれた。
5chで見つけた“最後の砦のひとつ”
当時の俺は毎日ネット漁り。
5ちゃんねるで「借金 神金融 多重債務 ブラック 10万借りたい」とか、
ひたすら検索してた。
その中で見つけたのが「アロー」や。
テンプレでは「最後の砦」とか「ここで通らなきゃ終わり」と言われとった。
東海圏に住んでるならワンチャンあるってレスを見て、俺は迷わず申し込んだ。
在籍確認、職場の誰にもバレたくなかった
アローの申し込みはネットでできたけど、
その後の審査は電話対応が必須やった。
俺は当時、仕事中に誰もおらん場所を探して、
コソコソと電話で申し込みを進めた。
在籍確認は「会社からアローに電話をかける形」やった。
まるでコソ泥のように社内をウロつきながら、
会社の電話からアローにこっそり電話。
「こっちから在籍確認するんで、終わったら折り返しますね」と言われ、
その後は自分のスマホを握りしめて誰も来ない隅っこで待った。
手に汗をかきながら、審査の結果待ちやった。
審査通過。アローは俺を救ってくれた
折り返しの電話で、「30万円ご融資できます」と言われた時、
頭が真っ白になった。
ほんまに通ったんかと。
電話の向こうの声は、低くてしゃがれた男性の声。
最初は「胡散臭いな」とすら思ったけど、
通るとわかった瞬間に「神の声」に変わった。
人間ってほんま現金やなって、その時つくづく思った。
月13,000円の返済。そして“また借りられる”という罠
アローの返済は月13,000円。
そして最大の特徴は、返済した分の元金は再び借りられるというシステム。
つまり、
・2ヶ月くらい返す
・枠が空く
・また借りる
これを半年くらい繰り返してた。
当時のアローにはアプリはなくて、ネットの会員ページにログインして操作。
そこに「ご利用可能額:○万円」と出るのが生きる希望になってた。
それはまるでリボ地獄のような“再借入ループ”。
でも、当時の俺はそれに救われてた。
そして突然、再借入が止まった
ある日、いつものようにログインすると、
表示は「ご利用可能額:0円」。
「え?なんで?」
「システムの不具合?」
何度確認しても同じ。
それ以降、アローは返済専用となり、借りられなくなった。
地味に絶望した。
返しても、もう戻ってこない。
完全に詰んだと思った。
キャネットという次の一手
それでも俺は、情報を漁り続けた。
たどり着いたのが**北海道の消費者金融「キャネット」**や。
申し込みはネットで、書類のやりとりは紙ベース。
今どき珍しい方式やけど、逆にそれが“審査の甘さ”に繋がってるんかもしれん。
対応してくれたのは女性のオペレーター。
淡々と業務をこなす、受付嬢みたいな対応で、すんなり進んだ。
結果、10万円の融資が決定。
この時は「まだ俺にも貸してくれるところがあるんやな」と、
ちょっとだけ心が軽くなった。
今なら“在籍確認なし”の方法もあるかも
ちなみに今は、アローも他社も在籍確認のやり方が進化してる。
・給料明細のPDF提出
・源泉徴収票のスクリーンショット
など、電話を避けられるケースもある。
会社にバレたくない人には朗報かもしれん。
俺の頃は「電話してきます」って言われたら、もう逃げられんかったからな…。
まとめ:アローは俺の最後の砦やった
アローがなければ、あの時点で完全に詰んでた。
30万円が振り込まれた時、
「生き延びられる」って本気で思った。
半年間、再借入のループでつないだ生活。
それが止まった時、俺はまた崖っぷちに戻った。
でも──そこからさらに深い場所へと、足を踏み入れることになる。
◆ 次回予告
借りられなくなった俺が、次に見たもの。
**「闇金まがい」**と呼ばれる世界に、足を踏み入れようとした話。
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