介護職に就いて、国家資格も取った。
未来は、少しずつでも開けていくはずだった。
だが──
現実は、そんなに甘くなかった。
給料は手取りで24万円ほど。
夜勤も月に3〜4回こなして、
それでも生活はギリギリだった。
家賃、光熱費、食費、返済。
手元に残るお金はわずかしかなかった。
必死に耐えた。
無駄遣いも控えた。
それでも、
生活はいつも綱渡りだった。
そんなときだった。
債務整理完済後、まもない頃。
本来なら、まだブラックリストに載っているはずの俺に、
「携帯会社のカードローン」の審査が通った。
驚いた。
本当に驚いた。
最初は保険のつもりだった。
「何かあったときに頼るために」
そんな軽い気持ちで借りた。
だが、
少しだけのつもりだった借金は、
あっという間に膨らんでいった。
気がつけば、また金に追われる日々。
さらに、レイクにも申し込んだ。
「どうせ無理だろう」と思いながらだったが、
こちらも通ってしまった。
ブラックでも、借りられる現実。
嬉しいような、怖いような。
そんな感覚だった。
もちろん、無闇に借金を勧めるつもりはない。
だけど、
ブラックリスト=人生終了ではない。
これは事実だ。
再起のチャンスは、ゼロじゃない。
俺は、何度でも
這い上がろうとしてきた。
たとえ、
何度転んでも。
──そして、今。
借金との戦いは、まだ続いている。
現在、俺は
330万円の借金を抱えている。
- 楽天銀行カードローン
- プランネル
- PayPay銀行カードローン
- レイク
- じぶん銀行カードローン
- アイフル
──これが、現実だ。
プロミスだけは、
先月やっと完済できた。
ほんの小さな前進。
けれど、それでも確かな一歩だった。
俺は何度も転んだ。
それでも、諦めなかった。
一人で抱え込んで、
苦しんで、
どうしようもなくなった時──
もしあのとき、
誰かに相談していたら、
もっと早く楽になれたかもしれない、と思うことがある。
今、少しでも苦しいなら、
一度だけでも相談してほしい。
俺も、過去の自分に言いたい。
「一人で抱え込むな」って。

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