【リアル体験談】東京スター銀行に断られ、司法書士へ──多重債務から債務整理に至った俺の現実

借金・多重債務体験記

2度目の債務を抱えるまで

今抱えている借金は、実は「2度目」の多重債務だ。

最初に借金に苦しんだのは15年以上前。

まだ「過払い金請求」のCMが流れる前、

支払いに追われる生活に限界を感じていた。

そんな中、たまたま耳にしたラジオCM。

何度も流れていた「東京スター銀行」という名前。

頼れるものは何でも頼りたい──そんな心境で電話をかけた。

東京スター銀行に向かったあの日

ヒアリングを受けた結果、

「一度店舗までお越しください」と言われた。

だが、俺の住んでいた場所から東京は遠かった。

新幹線で数時間かかる。

その新幹線代すら、当時の俺には痛い出費だった。

それでも、背に腹は代えられなかった。

意を決して、東京へ向かった。

店舗で待っていた現実

東京スター銀行の店舗に着いた。

今思えば、あのときの行動力はなかなかのものだった。

それだけ、俺は切羽詰まっていたのだろう。

案内された個室は薄暗く、

担当者の男性と向かい合った。

収入、借入、支払い状況……

根掘り葉掘り聞かれ、しばらく待たされた。

そして、告げられた言葉。

「申し訳ありませんが、お力にはなれません。」

絶望した。

債務整理への誘導

だが、話はそこで終わらなかった。

担当者は続けてこう言った。

「債務整理という方法があります。

あなたの場合、それがベストだと思われます。」

提示された選択肢にすがるしかなかった。

担当者は提携している事務所を紹介してきた。

「もし今日、時間があるならこのまま行ってみてください。」

新幹線でまた来るのも億劫だったため、

その足で司法書士事務所へ向かった。

司法書士事務所での手続き

事務所で対応してくれたのは、

眼鏡をかけた30代くらいの、いかにも頭の良さそうな男だった。

東京スター銀行での失望からか、

そのときの記憶は正直あまり残っていない。

ただ、時の流れに身を任せるように話を聞き、

言われるがままに書類にサインをした。

手続きは意外にスムーズだった。

そして、

  • 月々一定の金額を司法書士へ支払う
  • 司法書士が代わりに交渉をして借金を整理してくれる

という流れになった。

債務整理の結果

確かに、

月々の支払いはぐっと安くなった。

生活も安定した。

本当に助かったと思う。

あのとき債務整理を選ばなければ、

人生がどうなっていたかわからない。

数年後──過払い金請求ブームの中で

数年後、

テレビやラジオでは「過払い金請求」のCMが溢れた。

ふと、

「俺の借金にも過払い金ってあったんじゃないか?」

と思い、ネットで検索してみた。

そこで目にしたのは、

  • 「一度債務整理したら、過払い金請求できない」
  • 「過払い金請求には時効がある」

そんな情報ばかりだった。

加えて、

当時担当してくれた司法書士の名前も、

事務所名も思い出せなかった。

問い合わせる手段も、調べ直す術もなかった。

結局、

「あのときの過払い金、どうなったんだろう…」

というモヤモヤを抱えたまま、諦めるしかなかった。

それでも、債務整理は救いだった

今は、

弁護士事務所もたくさんあり、

無料相談だけ受けられる場所も増えた。

俺自身、債務整理によって本当に助かった。

もう、どうにもならないと感じたとき──

「債務整理」という選択肢を持つことは、生き延びるために必要なことだ。

よく言われる「5年はローンが組めない」という話も、

俺の場合は完済後3年でローン審査に通った。

──そして。

またこうして、多重債務の渦中にいるわけだが。

それでも俺は、生きている。

何度でも、やり直すつもりだ。

最後に

もし、今──

ヤミ金に手を出してまで生きようとしているなら。

少しだけ勇気を出して、

債務整理という選択肢を考えてみてほしい。

周りが言うほど、債務整理は「負け」じゃない。

俺が身をもって体験した。

再生は、何度でもできる。

これは、

ただの理屈じゃない。

体験者が語る真実だ。

ヤミ金に手を出す前に、本当に考えてほしいこと

「他所では困難な悪質ヤミ金にも対応!!」

弁護士法人イストワール法律事務所

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