介護の現場は、
外から見れば「優しい世界」みたいに思われがちだ。
でも、
実際に中に入って働くと、
そんな甘い世界ではないことがすぐにわかる。
本当の介護現場は──
誰でも関われる、敷居の低い世界。
だからこそ、
いろんな人間が集まり、
必然的にトラブルも多くなる。
今回は、
そのリアルな裏側を語っていく。
■ 一番しんどいのは「職員同士のトラブル」
介護業界は、
人の出入りがとにかく激しい。
- 辞める人も多い
- 新しく入る人も多い
- 性格も価値観もバラバラ
いろんな人間が集まるから、
人間関係のトラブルは日常茶飯事だった。
- 陰口、派閥、無視
- ベテラン職員による新人いびり
- 些細なことでの感情的な衝突
何が一番しんどかったかと聞かれたら──
利用者対応ではなく、間違いなく職員同士のトラブル。
これは、
どの施設でも、少なからず起きている現実だった。
■ なぜトラブルが起きやすいのか?
介護の仕事は、
資格や経験がなくても始められるケースが多い。
つまり、
誰でも関われる敷居の低さがある。
それ自体は悪いことじゃない。
ただ──
- 社会経験の少ない人
- 人と関わることが苦手な人
- 自己中心的な人
いろんなタイプの人が一緒に働くから、
トラブルが起きやすいのは当然だった。
■ 看護師との壁も存在する
介護職と看護師の間にも、
微妙な温度差があった。
- 医療のプロとしての看護師
- 生活支援のプロとしての介護職
立場の違い、プライド、業務範囲の線引き──
お互いにストレスを感じながら、
ギリギリで成り立っていることも多かった。
■ 利用者家族とのトラブルも当然あるが…
もちろん、
利用者家族とのトラブルも少なくなかった。
- 些細な行き違いでのクレーム
- 無理難題を押し付けられる
- 誤解から関係が悪化することも
でも正直なところ、
一番しんどかったのはやっぱり内部の人間関係だった。
■ それでも現場に残った理由
本音を言えば、
「もう無理だ」と思ったことは何度もあった。
でも──
- 利用者さんの「ありがとう」に救われた
- チームで支え合った達成感があった
そんな小さな光があったから、
続けることができた。
介護現場は、
苦しさも、優しさも、両方が存在する場所だった。
■ まとめ
介護現場のリアルな裏側は──
- 優しい世界ではない
- 誰でも関われる敷居の低い世界
- だからこそ、トラブルも多い
それでも、
この世界でしか得られない経験や成長も確かにあった。
次回は、
「それでも続けた介護職で得た最大の宝物」について語っていく。
次の記事はこちら
→ 【体験談】介護職を続けた理由|しんどい現場で得た最大の宝物

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