初めて債務整理をしたあの頃、
俺は、ただ「生きるため」に仕事を探していた。
生活を立て直さなければいけない。
でも、何ができるのかなんて、正直分からなかった。
それでも、未来を諦めないために、
必死で職探しを始めた。
■ 介護職という選択肢
正直に言う。
最初は、
「雑魚な俺でも働けそうなところ」
そんな目線でしか探していなかった。
福祉系の大学は出た。
でも、資格も実務経験もなかった。
「せっかく福祉系の大学を出たんだから、少しは活かせるかもしれない。」
そんな軽い気持ちだった。
自分の適性なんて、わかるわけがなかった。
ただ、
- 雇ってもらえる可能性が高い
- 正社員になれるチャンスがある
- 資格を取れば将来に繋がるかもしれない
そんな理由で、介護職を選んだ。
■ 初めての介護現場で感じた景色
俺がこれまで働いてきた職場は、
男性が多い環境だった。
介護の現場に入ったとき──
まるで違う世界に迷い込んだような感覚だった。
女性が圧倒的に多い職場。
今までとは、空気の流れすら違って見えた。
- 男性社会では当たり前だったことが、ここでは通用しない。
- 女性には女性ならではの気遣いがあり、
- 男性には男性ならではの雑さもあった。
互いに持っていないものを持っている。
でも、
それを理解するのにも、
馴染むのにも、
正直、時間がかかった。
■ 葛藤しながら、それでも働き続けた
- 理解できない文化
- 空気の読めない自分
- 何度も浮きそうになった
それでも、
生活のために、
未来のために、
俺はそこに居続けた。
逃げなかった。
向いているかどうかなんて関係なかった。
向き合うしかなかった。
■ 小さな一歩、それでも誇れる一歩
- 自信なんてなかった。
- 未来なんて見えなかった。
- 不安だらけだった。
それでも、
あのとき俺は、確かに一歩踏み出した。
今の俺にとって、
それは間違いなく**「人生を変えた一歩」**だった。
■ まとめ
未来なんて、最初から見えている人間なんていない。
- 雑魚でもいい。
- 不安だらけでもいい。
- 自信がなくてもいい。
とにかく、
立ち止まらずに一歩踏み出すこと。
それが、
人生を変える「最初の答え」になる。
俺は、あのとき、
自分を信じきれなかったけど、
歩き始めたことだけは、今も誇りに思っている。

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