転職に失敗して、
苦しんで、
ようやくまともな職場にたどり着いた俺。
数年後──
今度は俺が「面接する側」になった。
立場が変わって初めて見えたものは、
想像以上にシビアだった。
■ 面接官の本音
まず大前提。
書類はほとんど見ない。
面接で見るのは──
- 話し方
- 声のトーン
- 目線の動き
- 受け答えのスピード
- 質問に対してちゃんと考えて返しているか
数分の会話で、
「この人は一緒に働けるか」
肌感覚で9割判断する。
■ 服装も重要な判断基準
俺自身、
服装にはかなりこだわって見る。
- きちんとした服で来る=信用できる
- 私服で来る=スタートラインからマイナス評価
面接という「特別な場」にきちんと備えて来れるか。
そこに、その人の本気度や常識が表れる。
もちろん、
求める働き方(例えば夜勤専従など)にマッチしていれば、
多少マイナススタートでも採用することはある。
だが、
最初の印象は絶対に軽視しない。
■ 人手不足でも絶対採らないタイプ
どれだけ現場が人手不足でも──
- 受け答えがズレる
- 質問に対して逆ギレする
- 表情が暗すぎる、覇気がない
- 身だしなみが悪い
- 面接中にスマホをいじる(本当にいた)
こういう応募者は、
即アウト。
人がいない苦しさより、
ヤバい人を入れるリスクの方が圧倒的に怖い。
■ 騙される応募者もいる
面接時だけニコニコ、
表面だけ取り繕う応募者もいる。
でも、
「作り笑顔」や「作ったセリフ」は、すぐにバレる。
• 話すテンポ
• 声のトーン
• 目線の泳ぎ
• 質問への間の取り方
こういう細かい部分で、
本心は絶対に隠しきれない。
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■ 本当に採りたい人とは
• 嘘をつかない
• できないことは「できません」と正直に言える
• 自分の言葉で喋れる
• 目をそらさずに会話できる
このレベルの人なら、
多少経験が浅くても、
即採用する。
経験なんて、あとからいくらでも積める。
でも人間性は一朝一夕じゃ変わらない。
■ 面接官としての武器になったもの
もともと俺は、
営業職出身だ。
人と接する機会が多かった。
- 顔色を読む
- 相手の本音を探る
- 雰囲気から空気を読む
そんなことを、
自然と身につけていた。
この経験は、
今、面接官としてめちゃくちゃ活きている。
数分の会話、
ちょっとした表情の変化、
話し方のクセ。
そこから、
「この人はどんな人間か」を直感的に読み取れる。
営業職時代の経験が、
今、ここで生きている。
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■ まとめ
面接は、
ただ「受かるため」の場じゃない。
• ありのままを出す
• 素直に、自分の考えで喋る
• 外見(服装・清潔感)にも気を配る
これができれば、
きっといい職場とも出会える。
焦るな。
飾るな。
自分を信じろ。
次回は、
実際にどんな応募者が受かったのか、
さらにリアルな例を交えて話していく。
次の記事はこちら
→ 【リアル実例】面接で採用された人の特徴|どんな応募者が好かれるのか?

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