最後の望みをかけて、近畿圏の自社ローン販売店へ
自社ローンも、審査は全滅。
それでも諦めきれず、最後の望みをかけて、いろんな自社ローン会社を調べまくった。
そして見つけたのが、近畿圏にあるとある中古車販売店。
ネットに情報は少なかったが、「電話で詳しく案内します」との文言があった。
ここしかないと思い、連絡を取った。
電話越しに出た担当者は、まさかの“元・超ブラック”
電話で対応してくれたのは、すごく親切な担当の方だった。
丁寧な口調で、こちらの状況を聞いてくれて、リアルなアドバイスをくれた。
驚いたのは、会話の中でぽろっと出た一言だった。
「僕も、昔はあなたの倍以上の借金がありました」
今は完全にホワイトに戻っているそうだ。
その人が言うなら、リアルで説得力がある。
その人が教えてくれた「信用の積み方」
話をしていく中で、俺が「現金一括で30万くらいの車を買うしかないですかね」と聞いた。
返ってきた答えは、想定外だった。
「それ、もったいないですよ」
そう言って、こんな提案をくれた。
- 現金一括30万円より、**頭金20万円+10万円ローン(12回払い)**の方がいい
- なぜなら、そこに**“返済実績”が残るから**
- それがいずれ「信用」として積み上がる
半年間、遅れずに返せば世界が変わる
さらに教えてくれたのは、
「半年間遅れずに返済すれば、次は高金利でも通るようになりますよ」
ということ。
つまり、今すぐ欲しい車に飛びつくより、
まずは信用を積むための“第一歩目の車”を選んだ方がいいという考え方だった。
この視点は完全に抜けていた。
借金を抱えていると、「今買えるかどうか」ばかりを気にしてしまう。
でも大事なのは、「次の可能性を開くかどうか」だったのかもしれない。
一筋の光が差した気がした
結果として、すぐに車を買うわけではない。
でも、その人とのやり取りを通して、ほんの少しだけ希望を感じた。
「自分もそうだった。でも今はホワイトです」
この一言は、心にずっしりと響いた。
まとめ
自社ローンにすら通らない。
そんな現実の中で、ただひとつだけ得られたのは――
“信用は積み上げるもの”という道筋だった。
焦らず、でも諦めず、やれることをひとつずつやっていこうと思う。

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